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今日の現場から＞Vol.6＞のんべえ横丁



		昨日、渋谷で仕事のあと、Ａ社のＡさんに誘われ、のんべえ横丁に行ってきました。新宿のゴールデン街の渋谷版といった感じの飲み屋街です。　ゴールデン街は何度か足を運んだことはありますが、のんべえは初体験。ゴールデンと違うのは店の数が40軒ほどと少ないことと、店内が屋台分くらいのスペースしかないことでした。　入った店で48歳のマスターから話を聞いてびっくり。店主は91歳のおばあちゃんだそうですが、悠々自適の生活で出勤は週に1回程度で、あとは店の有志（常連）が交代で店番しているとか。それもみんなボランティアだそうで、なんと店主のおばあちゃんもボランティア。みんな本業があったり年金暮らしのよう。その代わり、店がストックしたお金でみんなで温泉に行ったりして愉しんでいるとか。　なんでしょうか、この世界。　三島由紀夫は「人は仕事でも家庭でもない“第３の時間”が必要なのだ」みたいなことを言っていましたが、なぜ人は、仕事と家庭の往復だけでは味気なく、ついつい“第３の時間”を求めてしまうのでしょうか。　第３の時間が一番楽しかったりするのだから、本当に手に負えません。　ここのところ仕事ばかりしている私ですが、利害関係とか家庭からまったく無縁の場所をちょっと求めたくなってしまいました（Ａさんは「俺ものんべえ横丁に店を出すぞ！」とはりきっていましたが…）。