編集プロダクション　今日の現場から　物語社

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		昨日は上の子の小学校の卒業式でした。　　印象に残ったのは子どもの担任の先生。まだ20代後半の若い女の先生ですが、子どもと接するのが好きなのがにじみ出ている先生で、ノートに書いてあるコメントもいつもユーモアや温かさがあって、授業のない週末にも学校に来ているような人でした。５、６年の２年間お世話になりました。　式のあと、裏庭でみんなで集まってワイワイしているとき、保護者が用意した花束をもらうと、先生の思いが決壊し、ずっとほほを濡らしていました。保護者に向かって深くお辞儀をして「お世話になりました」と涙声であいさつすると、周りにいた親たちも熱いものがこみあげてきました。　決していい先生ばかりとは限らないのが現実ですが、少なくとも「こうした先生がいる」ということが、なんか救いのように思われました。　ほかのクラスの人たちは早々に家路に向かっていましたが、この先生の周りだけ、子どもたち親とも離れがたく、ずっと残っていました。