編集プロダクションの物語社"   書籍・雑誌を編集する会社"
サイトマップ"
よくあるご質問"
制作の流れ"
お気軽にお問合せください"

編集プロダクションの物語社のHOME" 会社概要" サービス内容" 制作実績" アクセス" お問合せ"

ことばの森その1"
 
   

■読者に強いインパクトを与える“落差の演出”

   
         
 映画でも小説でも演劇でも、不思議と印象に残るシーンがあります。それらを分析していくとさまざまなノウハウがあることに気づかされますが、そのなかの代表的なノウハウが「落差の演出」です。
 ここでいう「落差」とは「変化の量」と「スピード」を表していて、“少しずつゆっくりと変化するもの”より“大きく急激に変化するもの”のほうが印象に残り やすいということです。

 たとえば高校野球。毎回1点ずつとって9-0で勝ったとします。これでは見ているほうは面白くありません。それより、0-3、9回裏2アウトランナーなしから、3連打のあとにサヨナラ満塁ホームランほうがおもしろく印象に残ります。
 2009年夏の甲子園決勝「中京大中京高 VS 日本文理高」戦では、4-10、9回表2死ランナーなしから一挙に5点をとって9-10と1点差とし、なおも三塁にランナーをおいて一打逆転というところまで追い込み、大いに盛り上がりました。まさにこれなのです。

 歓喜のシーンをより印象的にしたい、という場合、その直前のシーンにはできるだけ不幸なシーンを入れましょう。それも小さな不幸ではなく大きな不幸をもってくる。そのほうが対比によって歓喜が際立ち、より印象深くなるからです。逆に悲劇を強調したい場合、その直前にはできるだけ多くの喜びや幸せのシーンを並べるのです。

 そして大事なのは、落差を“急激”にすることです。落差が大きくても、それが「少しずつ」だった場合、先が予想でき感動や驚きはありません。「急激」に起こるからこそ、驚きがあり印象に残るのです。

 有名な映画『ディア・ハンター』は、明るいロシア民謡「カチューシャ」が流れる結婚式と披露宴のダンスシーンから、一気に、ヘリコプターの重低音とともにベトコンにロシアンルーレットを強いられているシーンに飛ぶことで、戦争のもつ残酷さを一瞬にしてあぶり出し、観る者に鮮烈な印象を与えることに成功しています。

 自分で文章を書いていて「なんかおもしろくない文章だなぁ」と思ったらぜひ“落差”を思い出してください。




 
トップページ 会社概要 サービス内容 制作実績 アクセス お問合せ 得意分野 サイトマップ よくあるご質問 制作の流れ 社長の思い 制作者たち 採用情報 外部スタッフ募集 ことばの森 デザインの森 今日の現場から ものがたりしゃの導入事例
 
 編集プロダクションの物語社のお問合せ・ご相談"
 
 
 
 
Copyright(C) 2009 物語社 All Rights Reserved.
社長の思い"
制作者たち"
今日の現場から"

お問合せ先"
採用情報"
外部スタッフ募集"
 
制作のヒント"

ことばの森"
「ことば」は使い方次第で、人の心を動かす大きな武器になります。ことばはどのように使うべきなのか。そのヒントをお伝えいたします。

デザインの森"
「いいデザイン」とされるものには共通したある特徴があります。デザインのコツをお伝えします。
お問い合せ
電話でのお問い合せ
03-3999-5850
メールでのお問い合せ
toiawase@monogatarisya.jp
株式会社物語社
〒176-0023
東京都練馬区中村北2-22-19-301