編集プロダクション　社長の思い　物語社

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今日の現場から




		広島へは仕事で何度も行ったことがありますが、日帰り出張ばかりでゆっくりと市内観光をしたことはありませんでした。ところが今回、一泊の取材で、それも２日目は仕事なしで帰るだけ、というヒジョーヒジョーに奇跡的な日程だったため、生まれて初めて平和記念公園を歩き、原爆資料館も訪ずれました。　　平和記念公園があるところは、原爆投下前は広島市内でも有数の繁華街だったそうですが、跡形もない状態になり、公園になったそう。公園内には当時をしのぶものは一切なく、原爆資料館内のジオラマでかろうじて当時の街並みをしのぶことができます。　写真は公園内の有名な慰霊碑で、アーチの真ん中に原爆ドームが見えるように配置されています。これは代々木体育館や都庁を設計した丹下健三の設計だそうですが、素晴らしいアイデアです。原爆資料館と原爆ドームを１本の道でつなぐように配置し、その中ほどに設けられたのがこのアーチです。　設計とは、思いであり願いである、ということを改めて感じさせてくれます。